浜下り

pri

2007年04月10日 13:12

来週の19日は浜下りの日ですね

この浜下りの日の由来って知っていますか 

実は先週の土曜日この話が出ていたので

今日は 知らない人の為に この由来について話したいと思います
昔々、ある御殿に姫が生まれた。
それはそれは美しい姫君で、蝶よ花よと育てられた。
17歳になった頃 姫君は奥の部屋にいるのに、毎夜、騒がしくなる。
異様に感じた両親は、姫を呼んで話を聞くことにした。



母親 「姫よ、病気ではないかと思うがどこか悪いのですか?」

 「別に」

母親 「・・・」

 「ただ、毎晩のように、きれいな男の人がやってくるの。
     ・・・楽しくて・・・二人の世界を作っているのよ」



となぜか、顔を赤らめた。


母親 「誰だろうね?」


姫君にも分からないらしいので、母親は、
モノシリ<沖縄の呪術師>の所に行って、知恵を借りることにした。


モノシリのおばあは、すぐに言った。


モノシリ 「これは、これは、母上様。
      姫さまは魔物に取りつかれていらっしゃる。
      今夜、襖[ふすま]をちょっと開けて覗いてみられるといい」



夜になると、殿様と母親は姫の隣室にやって来て、
襖の蔭から娘の様子をうかがった。


・・・案の定、こっそり美声年が忍んでくるではないか!


二人は、顔を見合わせて


両親 「ああ、これは何たることか!」


と、つぶやいた。


母親は、翌日、又、モノシリを訪ねた。


母親  「やっぱり、(美声年が)やって来たよ。
      その上、何といっていいのか・・・、
      そのオ、そのオ~ 二人の世界を作っているんですね」



モノシリ 「そ、その男は魔物ですよ。
       母上様が紡いでいる麻の糸、着物を紡ぐ長い長い糸に針を通して、
       男の髪に挿すとよかろうと思いますよ。男の正体が分かるはずです」



母親は、すぐに御殿に戻って姫に命じた。


母親 「今夜、あの美声年が来たら、
     “かたかしら”(結髪、琉球時代の武士の髪かたち)にこの針を挿しなさい」



姫君は、すぐに

 「はい、そのように致します」


と答えた。



母親は、姫君に


母親 「明日、男の髪に挿した糸を辿って、二人で跡をつけてゆくのですよ」


と考えを言った。


翌朝、母親と姫君は、その一本の糸を辿っていった。
糸はどんどん延びて行く。


ところが・・・
住んでいる御殿からは、
遠く離れた遠い、遠い山の麓[ふもと]にたどり着いた。
糸の端は、暗い洞窟にすっと吸い込まれていた。


・・・きゃっ! こ、これは。


中を覗いてみると、暗い洞穴[ほらあな]の中に目ン玉だけが二つ、
らんらんと輝やいている。


・・・大きな ハブ だ! これア、た、たいへんだ。


二人は腰を抜かしそうになった。


転[こ]けつ、まろびつ御殿に戻ったが、じっとしてはいられない。
知恵を借りようと、震えながらモノシリの家に駆けこんだ。


モノシリ 「母上様、姫さまを連れて海においでなさい。
       誰も踏んでいない浜の砂を踏みしめて、
       海水で下半身をきれいに洗うようになさいませ」




翌朝早く、母親は姫君を伴って、海に出かけた。
誰も踏んでいない白砂を通り抜けて、
モノシリの言った通りに
海の水で姫の身体をきれいに洗った。


・・・すると、どうでしょう!


姫の身体から足元へ、小さなハブの子が、
ジャラジャラ、ジャラジャラと何匹も流れてきた。




姫はもう一度海に入って、潮できれいにみそぎをした。
このようにして、もとのような身体になったが、
これが3月3日のことだった。






いろんな由来がありますが ほぼこんな感じになっています 



簡単に言えば 魔物とHをして身ごもったって事です 


この時話から 女性が旧暦三月三日に浜辺に行き、
潮に手足を浸して不浄を清め、健康を祈願する行事となっているのですよ 






さて、この話・・・・何ヘイ? 
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