浜下り
来週の19日は浜下りの日ですね
この浜下りの日の由来って知っていますか
実は先週の土曜日この話が出ていたので
今日は 知らない人の為に この由来について話したいと思います
昔々、ある御殿に姫が生まれた。
それはそれは美しい姫君で、蝶よ花よと育てられた。
17歳になった頃 姫君は奥の部屋にいるのに、毎夜、騒がしくなる。
異様に感じた両親は、姫を呼んで話を聞くことにした。
母親 「姫よ、病気ではないかと思うがどこか悪いのですか?」
「別に」
母親 「・・・」
「ただ、毎晩のように、きれいな男の人がやってくるの。
・・・楽しくて・・・二人の世界を作っているのよ」
となぜか、顔を赤らめた。
母親 「誰だろうね?」
姫君にも分からないらしいので、母親は、
モノシリ<沖縄の呪術師>の所に行って、知恵を借りることにした。
モノシリのおばあは、すぐに言った。
モノシリ 「これは、これは、母上様。
姫さまは魔物に取りつかれていらっしゃる。
今夜、襖[ふすま]をちょっと開けて覗いてみられるといい」
夜になると、殿様と母親は姫の隣室にやって来て、
襖の蔭から娘の様子をうかがった。
・・・案の定、こっそり美声年が忍んでくるではないか!
二人は、顔を見合わせて
両親 「ああ、これは何たることか!」
と、つぶやいた。
母親は、翌日、又、モノシリを訪ねた。
母親 「やっぱり、(美声年が)やって来たよ。
その上、何といっていいのか・・・、
そのオ、そのオ~ 二人の世界を作っているんですね」
モノシリ 「そ、その男は魔物ですよ。
母上様が紡いでいる麻の糸、着物を紡ぐ長い長い糸に針を通して、
男の髪に挿すとよかろうと思いますよ。男の正体が分かるはずです」
母親は、すぐに御殿に戻って姫に命じた。
母親 「今夜、あの美声年が来たら、
“かたかしら”(結髪、琉球時代の武士の髪かたち)にこの針を挿しなさい」
姫君は、すぐに
「はい、そのように致します」
と答えた。
母親は、姫君に
母親 「明日、男の髪に挿した糸を辿って、二人で跡をつけてゆくのですよ」
と考えを言った。
翌朝、母親と姫君は、その一本の糸を辿っていった。
糸はどんどん延びて行く。
ところが・・・
住んでいる御殿からは、
遠く離れた遠い、遠い山の麓[ふもと]にたどり着いた。
糸の端は、暗い洞窟にすっと吸い込まれていた。
・・・きゃっ! こ、これは。
中を覗いてみると、暗い洞穴[ほらあな]の中に目ン玉だけが二つ、
らんらんと輝やいている。
・・・大きな
ハブ だ! これア、た、たいへんだ。
二人は腰を抜かしそうになった。
転[こ]けつ、まろびつ御殿に戻ったが、じっとしてはいられない。
知恵を借りようと、震えながらモノシリの家に駆けこんだ。
モノシリ 「母上様、姫さまを連れて海においでなさい。
誰も踏んでいない浜の砂を踏みしめて、
海水で下半身をきれいに洗うようになさいませ」
翌朝早く、母親は姫君を伴って、海に出かけた。
誰も踏んでいない白砂を通り抜けて、
モノシリの言った通りに
海の水で姫の身体をきれいに洗った。
・・・すると、どうでしょう!
姫の身体から足元へ、小さなハブの子が、
ジャラジャラ、ジャラジャラと何匹も流れてきた。
姫はもう一度海に入って、潮できれいにみそぎをした。
このようにして、もとのような身体になったが、
これが3月3日のことだった。
いろんな由来がありますが ほぼこんな感じになっています
簡単に言えば 魔物とHをして身ごもったって事です
この時話から 女性が旧暦三月三日に浜辺に行き、
潮に手足を浸して不浄を清め、健康を祈願する行事となっているのですよ
さて、この話・・・・何ヘイ?
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